保育ネタ編 ~幼児教育学科Webオープンキャンパス~
高校生の皆さん、こんにちは!
保育についての講義を担当する幼児教育学科の名和です。よろしくお願いします。
今回のミニ模擬授業では、保育現場で使えるちょっとした「保育ネタ」について学んでいきましょう。
まず、大垣女子短期大学の独自科目である「保育入門演習」では、手あそびや保育技術の基礎、園見学などを行っています。
少し意外かもしれませんが、幼児教育系の大学で手あそびや保育技術をじっくりと学べる授業は、多くありません。
(逆に言えば、その他に学ばなければならない保育の内容がたくさんある、専門性の高い職業ということです)
しかし、現場ではこの「保育ネタ」がけっこう使えます。
なぜでしょうか?
実は、保育現場ではちょっとした「すきま時間」があります。活動と活動の間…。みんなが揃うまでのちょっとした待ち時間…。給食の準備前…。
そんなとき、子どもに「ちょっと待ってて!」と言っても、ただじっと待っている子どもたちは退屈です。「待って」と言わず、子どもと楽しみながら一緒に待てたらいいですよね。
そんなすきま時間には、ちょっとした「保育ネタ」が助けになることも。すきま時間に、ちょっとした子どもと楽しむ時間を作れればいいんですから。
待っている間、動き回っている子どもたちに、「何で待ってくれないの!?」と慌てることも減ります。
どうですか?
「保育ネタ」、知っておいた方がいい気が、してきませんか?
今回は数ある保育ネタの中から、もっともポピュラーな「手あそび」の基本をお伝えします。
どのような手あそびでも、まずは子どもの「鏡になる」ことを目指しましょう。「鏡になる」とは、「見本になる」ということです。「振付けが上手」「声がきれい」といったことも見本の1つですが、保育者たるもの「左右の反転」を意識しましょう。
手あそびをするとき、保育者と子どもは向かい合っていることが多いのです。目の前の人の動きを真似するとき、みなさんはどのように真似しますか?目の前の見本の人が右手を上げれば、鏡を見るように自分の左手を上げるのではないでしょうか?
その手あそびが、もし、右手から始めるものだったら・・・。目の前の保育者が左手から始めることで、子どもたちは自然な形で右手から始めることができるはずです。
そう、鏡を見るように。
これが「左右反転」を意識する理由であり、「鏡になる」ということなのです。
これから、保育者を目指す高校生の皆さんは、手あそびを練習する機会が増えることでしょう。まずは、左右逆の振り付けで練習することからスタートしてみてください。
このような工夫はなぜするのか?
子どもたちの目線で、いつも保育を考えているからです。それを忘れず、一緒に学んでいきましょう。
写真の手あそびはinstagramでも公開中です。
ぜひ見てみてください。
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