乳幼児と音楽 ~幼児教育学科Webオープンキャンパス~
皆さん、こんにちは!
音楽全般の科目を担当する幼児教育学科の光井です。
今回のミニ模擬授業では、乳幼児にとって音楽とは何かを一緒に考えてみましょう。
わたしたちの毎日の生活は、さまざまな「音」で溢れています。
さぁ、耳をすましてみてください。いろいろな音が聞こえるでしょ。
♪テレビの音、家族の話し声、スマホから聴こえる音楽、ペットの鳴き声・・・乳幼児期の子どもたちも同じですよね。さまざまな「音」を聞き、興味を持ち反応しています。
わたしたち大人はふつう、「音」と「音楽」は別々のものと考えます。
「音楽」には、メロディーがあってリズムがあってハーモニーがあって・・・。でも、乳幼児期の子どもには「音」という素材そのものが「音楽」なのです。
いろいろな「音」に触れたり、興味を持ったりしながら、知らず知らずのうちにその音やリズムを心や身体で感じ楽しんでいます。
だから子どもの周りにいるわたしたち大人は、「音」を感じることができる環境をつくってあげることが大切です。
環境をつくる?! どうやって? 難しくない?
大丈夫!難しくはありません。
環境をつくるというよりは、環境に気づき、子どもと一緒にその場を共有することです。
実は、毎日の生活の中に「音」を感じる環境はいっぱいあります。
今回はそれを体験してみましょう。
まずは、おうちのキッチンで「音」を感じてみましょう。
絵を見てみましょう。
キッチンで「音」が出るもの、「リズム」を感じられるものには何があるでしょうか。イメージしてみてね。
頭の中でいろんな「音」が鳴り始めませんか。
蛇口から出る水の音、お湯が沸く音、電子レンジの音・・・・・
今、「音」がイメージできた人は、「音」の素材に気づいたのです。
では次は、実際にキッチンに行って、シンクの扉を開けてみて・・・
キッチン用品がいっぱい!!
何か「音」を鳴らして遊んでみてください。
みなさん、覚えていませんか。
お母さんが料理をしている時に、「〇〇ちゃん、ダメよ!」と言われても、足元のシンクを開けいろいろな物を出して、カンカン、コンコンと音遊びをしていたことを。(幼すぎて記憶にないかな。おうちの人に聞いてみてください)
実はこの体験、ワクワク、ドキドキと子どもが心を動かされる遊びであり、音への関心、興味、リズムが生まれることの楽しさを感じているのです。
そして「どうして叩くものが違うと音が違うの?」「叩き方が変わると音の大きさも違うなぁ」と好奇心や探求心を生み出しているのです。
このような身近な所から、子どもたちは「音」や「リズム」を感じることから始まり、鼻歌等で「メロディー」を生み出し、「音楽」と関わっていきます。
乳幼児期の「音あそびって、楽しいなぁ」
そんな気持ちが感性を豊かにし、創造力を湧き立たせていくことにつながっていきます。
さぁ、次はキッチン以外の「おうちの〇〇」でも、いろいろな「音」や「リズム」を感じてみては?
「音楽」の捉え方がさらに変わり、あなたの感性が磨かれていくと思いますよ。
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