7月13日(土) 認定療育士講座を行いました

今回の認定療育士講座は、「発達障害のある子の“性”の視点で考える 幼児期からの視点」と題して、岐阜大学医学教育開発研究センター 川上ちひろ先生を招いてお話を伺いました。

講座に参加した保育者や教員は、発達障害のある子どもたちの性に対してどのように向き合っていけばよいかが共通の悩みでもあります。川上先生は、まず、性に関する問題行動とはどのようなものがあるか?また、問題行動がおこる背景には何があるか?の具体的事例を紹介していただき、行動自体が「本当に性の問題行動なのか?」を見極める重要性を指摘されました。

その上で、従来の“性教育”と“性と関係性の教育”の違いを明確にし、日本の性教育は“態度”と“技術”で「知識」を教えているとして「知識」が行動変容につながるには、<気づき><応用力>が必要とされました。

ヒトは日常の「経験」からいろいろなことを学び、発達障害のある子どもたちも、確かに「経験」から学んでいることを事例を通してお話いただきました。後半は役割分担を決めて、ロールプレイをし、終始和やかな雰囲気で学習することができました。

一番印象に残った内容は、手洗い、顔洗い等の基本的生活習慣の獲得が後の正しい性教育の「経験」となるということです。子どもの行動面のみに着目しすぎず、早期からの積み上げの重要性を今回の講座で学ぶことができました。

川上先生、ありがとうございました。

 

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