GCC2019第2期 受賞作品
入賞者
優秀賞
- 伊神 あみさん
入賞
- 浅井 菜津美さん
- いさみさん
- 上村 惠美さん
- 大野 奈々さん
- 金澤 美月さん
- 神野 仁美さん
- 菊さん
- 木谷 愛実子さん
- 久保 真里菜さん
- 好田 幸華さん
- こんぶさん
- 杉山 晴香さん
- すみ ななさん
- 早田 知加さん
- 高儀 凜さん
- 辻 彩響さん
- 中尾 優玖さん
- 長瀬 琴美さん
- 畠山 瑠菜さん
- ひずやさん
- 松浦 若菜さん
- 松島 玲奈さん
- 松長 愛さん
- 山下 真礼さん
- 山田 佳奈さん
- 四家 桧さん
- 米澤 茜さん
- わかめさん
- Skyさん
※50音順
入賞作品例
学科長総評
今回の応募作品は、線画にも彩色にも、よく気を配って描かれているものが多く、好感が持てると同時に、応募への意欲も感じられて、とても嬉しく思いました。
描線については、キャラクターや小道具、背景の形が丁寧である、あるいは線によるタッチが、非常に細かく根気よく描き込まれているところなどが良かったですし、彩色については、色使いのきれいさが印象的でした。きれいといってもカラフルさではなく、画面全体を同系色でまとめるというような点に、センスの良さを感じました。
ただ、気になった点もあります。特にキャラクターを単体で描いた作品で、画面の中央にポン!とキャラクターを置いたような構図のものが多くあったことです。何らかの効果を意図して、あえてそうしているのならばいいのですが、どちらかといえば、あまり構図について考えられていないように感じられるものが目につきました。
絵そのものは丁寧に描かれていて配色もよく考えられているのに、構図が単調であるために印象に残らなくなってしまうのは、もったいないことです。人や物をどこにどのように配置するかというのは、描くものがきまり実際に描き始める前の、とても大事な作業です。線や色の美しさの前にまず、自分の描きたいことや描きたいものを、見る人により良く伝えられる画面の構成は、どのようなものか考えてください。そこをしっかりと意識するかしないかで、作品を見る人に与える印象は大きく変わります。
きびしいと感じられることもあるかもしれませんが、作品はどれも頑張って描かれていてだけに、もったいなく思い、あえて書かせて頂きました。本当にたくさんのご応募ありがとうございました。
田中 久志