大垣女子短期大学は、昭和44年に幼児教育科(現幼児教育学科)第一部の開設に始まり、昭和46年に美術科(現デザイン美術学科)、音楽科(現音楽総合学科)、昭和49年に保健科(現歯科衛生学科)を開設など、54年の歴史を刻む短期大学です。卒業生も26,000人を超え、北は北海道、南は九州沖縄に至るまで、全国でそれぞれの分野で活躍しています。開学以降、時代のニーズを的確に捉え、様々な改編を経て、現在では特色ある4学科を有する総合短期大学です。 本学の建学の精神「中庸を旨とし、勤労を尊び、職業としての総合能力を有する人間性豊かな人材の育成」の中核を成すのは「中庸」であります。この「中庸」を「不偏」「不易」と捉え、偏ることなく、変わることなく、調和のとれた人材の育成を目指しています。
教育方針としては以下の6項目を掲げています。①学生重視の姿勢(一人ひとりの学生を大切にして主体性と自律性を培う教育)②知識技能の修得(目標をもってそれぞれの専門的な知識や技能を学べる教育)③徳・知・体の調和(徳育を重視しながら知育、体育とのバランスのとれた教育)④環境と生命重視(自然や社会の環境と生命を大切にしていく感性を磨く教育)⑤地域貢献の取り組み(地域社会への貢献をとおして自己効力感を体得できる教育)⑥学科交流の推進(各学科の特性を互いに生かし合ってつながりを持った教育)。この教育方針を念頭に各学科がそれぞれ特色を生かした教育を行っています。幼児教育学科では、全国的にも数少ない3年制を導入し、3年次では保育実務研修が中心のカリキュラムにより、就職時の戸惑い、不安の解消に繋がっています。デザイン美術学科では、1年次前期にゲーム・CG、マンガ・コミックイラスト、メディアデザイン3コースの基礎を学び、後期にコースを選択するカリキュラムにより、卒業後の進路を明確にすると共に専門性を高めています。音楽総合学科では、大学、短期大学で日本唯一の管打楽器リペアコースがある他、演奏系コースは音楽療法士の資格を取得することが可能であり進路の幅が広がっています。歯科衛生学科では、演習系授業で使用するグレードの高いユニットチェア、1人1台のマネキン実習机等、技術習得に欠かせない環境を整え、歯科衛生士として即戦力となる教育を行っています。
大垣女子短期大学では、各学科専門の技術、知識の修得は勿論のこと、社会人として豊かな人間性を身につけ、充実した2年間または3年間になるよう全教員、事務職員が学生個々に寄り添った教育、指導で応援します。
学長 服部 篤典