総合教育センターでは、教育方法の改善に取り組んだ教育GPを契機として平成22年度から建学の精神に基づく諸方針(卒業認定・学位授与の方針:DP、教育課程編成・実施の方針:CP、入学者受入れの方針:AP)を再確認するとともに、方針の具現化をめざす到達指標づくりの「見える化プロジェクト(第1期)」に取り組みました。その成果は、自己点検・評価委員会での『大垣女子短期大学教育に関する基本方針』づくりにつながりました。
そして平成23年度には、到達指標を授業における到達目標と結びつけながら学修成果を明らかにするため「見える化プロジェクト(第2期)」に取り組み、すべての授業で到達指標と評価方法を重み付けとともに示した観点ごとの評価を実施することができました。
さらに平成24年度には、「見える化プロジェクト(第3期)」としてそれまでの取組をいかしてカリキュラムマップとカリキュラムツリーを作成し、教育課程の体系を示すことで学生が学びの目標や全体像を理解できるようにしました。なお本学では、カリキュラムマップを教養科目や各学科専門科目における「授業科目において養成する力やスキルを明確にしたもの」、カリキュラムツリーを全学ならびに各学科(各コース等)の「目的や目標を達成するために必要な授業科目の流れとつながりを示したもの」ととらえています。
こうした取組と関連しながら「見える化プロジェクト(第4期)」としてシラバスの大幅な改善を進め、平成25年度から27年度にかけて、授業における到達目標や評価方法、観点別評価とともに授業外での学修の明確化を図るために「シラバス作成要領」をすべての教員に明示することで、学生の学びの質向上のために内容の充実を進めてきました。